紙ふぶき

「紙降らし効果」「紙吹雪効果」「コンフェティ」などと呼ばれています。

効果の内容
小さな紙片やメタルフィルムを各種送風機などを使って空中に放出し、それが降り注ぐ様子を見せる効果です。

素材・形のバリエーション
紙製とメタルフィルム製の数種類のカラーを用意できます。紙製には防炎処理を施したものや、環境に配慮した水溶性の紙もあります。大きさや形も様々で、1.5cm角〜2cm角の正方形や、1.5cm×4cm〜2cm×6cmの短冊型が一般的です。桜の花びらを形取ったものは春の定番です。費用や時間がかかりますが、任意の色や形、印刷した素材を用意することも可能です。

使用法のバリエーション
送風機
紙吹雪を降らせたい範囲や量に応じて、送風機を選びます。小規模の場合は3A程度の小型ファン、中規模では5A程度の中型ファン、大規模では15A程度の大型ファンを使用します。スタジアムや野外では三相200Vの大型送風機を使用することもあります。必要な電源を確保できれば長時間使用が可能で、ランニングコストは比較的安く済みますが、一気に大量の紙片を放出するのには向いていません。

フリエックス
圧縮ガスを利用したプロペラがない送風機で、大量の紙片を一気に遠くまで運べます。アリーナ、スタジアム、野外で有効です。通常はCO2ボンベ、窒素ボンベ、圧縮空気ボンベを使い分けます。ボンベが近くにあれば電源が不要ですが、長時間の運転には向いていません。

キャノン砲
キャノン砲を使って紙片を空中に打ち出します。「キッカケ」通りに破裂音とともに辺りを紙片で包むインパクトのある効果があります。必要に応じて「音効果」をシンクロさせることも可能です。手持ち可能なハンディタイプもあります。いずれのタイプも長時間に渡って大量の紙片を放出することはできません。

コンフェティマシーン
いわゆる「電動式雪かご」で、紙片を降らせたい頭上に吊るします。ピンポイントで紙片を降らせるのに有効です。縦長のドラムタイプと横長のローラータイプがあります。縦長のドラムタイプは円を書くように四方八方に紙を降らせ、横長のローラータイプは幅1.8mの広がりを活かしてワイドに紙吹雪を演出します。長時間に渡って大量の紙片を放出することはできません。

その他
「吊り物バトン」に「雪布」を吊り込み、ステージ全体に深々と紙雪を降らせる方法もあります。また、キャノン砲で紙片を発射し、その後に送風機やフリエックスで長時間紙片を放出するなど、複数の効果を組み合わせることでより効果的な演出が可能です。