ライブの特別感を体感させる特殊効果の演出方法とは?

当たり前ですがアーティストのライブでもスポーツの試合でも客席が埋まらなければ収益につながらないため、集客力を高める催しや演出が必要といわれています。そのため、スポーツ観戦といえばテレビやSNS等で気軽に見られることが魅力ともいえますが、ライブ観戦する人々の満足度を上げて会場にわざわざ足を運んでもらうためには「試合会場にくる特別感」を与えることが必要といわれています。

そもそもスポーツのライブ観戦は、選手の気迫、細かな動きや表情、緊張感、歓喜、歓声や拍手、どよめきなど「その場だからこそ間近に感じられる」ことが魅力であり、特別な演出がなくともスポーツ自体がもつ勝敗をかけた心をゆさぶるドラマチックな展開は人々に感動を与えますが、その感情を特殊効果という「非日常の現象」によってさらに高める演出はライブ観戦に来たからこそ体感できるという特別感をさらに高める効果があります。ここぞという場面で大量に噴射される白煙、ガツンと刺激を与えたい時に大迫力の炎柱、屋外なら夜の暗さを利用して、屋内なら会場を暗くしてレーザー光線で華やかな空間を演出したり、キャノン砲で紙ふぶきを噴射して会場がきらめく瞬間をつくるなど普段みることのない特殊効果の演出は、「画面を通して見るだけ」と「その場で見て体感する」とでは興奮する度合いや感動が全然違います。

また、特殊効果の演出は音と組み合わせることで試合への期待や迫力ある雰囲気を高める効果があったり、盛り上がりが欲しい場面で想像通りの盛り上がりを作れたりと、会場全体で同じ演出空間を共有することで一体となる特別感を生みだす方法として人気です。例えば、キャノン砲は音とあわせることでインパクトが強くなることから、試合の興奮や余韻をより高める演出としてラストに使われることが多いです。キャノン砲の大きさも種類があるので、会場の大きさや演出用途に合わせて選ぶことができます。また、特殊効果はいくつもの演出を連続でおこなわなくても、ライブ観戦中に一部分でも特殊効果の演出を取り入れると「驚き」や「楽しさ」の感情が高まって会場の雰囲気が盛り上がります。

特殊効果の演出は人為的に専用の機材を使って行うため、主催者が「このタイミングで盛り上げたい」「一瞬で一気に歓声をあげさせたい」というイメージに合わせて作り上げることができるため、試合自体を邪魔することがありません。このようにライブ観戦者の特別感をより体感させる方法として特殊効果の演出を取り入れてみてはいかがでしょうか。