フットボールのようなダイナミックなスポーツは、特殊効果によってさらにエキサイティングなゲームになります。特に、アメリカンフットボールのようなビッグイベントでは、ハーフタイムショーで特殊効果を駆使したショーが見られます。最近では、アメリカンフットボール以外の試合でも、大掛かりな特殊効果が使われるケースが増えています。日本のフットボールでも、本場のアメリカンフットボールを超えるような、大掛かりな特殊効果が採用される日もそう遠くないでしょう。なぜなら、すでにJリーグでは、最先端のハイテクを駆使した特殊効果が使われているからです。

近年、東京の国立競技場で行われたサッカーの試合では、200機ものドローンによる演出や、競技場の屋根から特殊効果花火を打ち上げたり、ムービングライトやレーザー光線による演出も行われています。夜空に舞う青赤の花火とムービングライトの演出は、見る人を魅了せずにはおきません。まさに、これから行われるサッカーの試合にふさわしい演出と言えますが、同様の演出が日本のフットボールの試合で行われる日も近いでしょう。フットボールのような、野外のスタジアムで開催される試合で特殊効果を行うには、特設会場を設営する必要があります。

ただし、夜に試合が行われるのであれば、夜空をバックに光や煙幕を使った特殊効果も有効です。夜の試合であれば、夜空をスクリーンのように使えるので、いろんな特殊効果のアイデアが浮かびます。国立競技場のケースのように、ドローンを使った演出も可能ですし、花火を使った特殊効果も素晴らしいものになるでしょう。数多くのドローンを使うとコストが高くなりますが、もっとドローンが安くなれば、いろんなスポーツの試合で使われるようになります。日本のフットボールの試合では、アメリカンフットボールのように、特設会場を設けてハーフタイムショーのような、大掛かりなイベントを開催することはできません。

しかし、ドローンを駆使した演出なら実現できそうです。夜の試合の場合は、ドローンにライトを搭載すれば、ドローンの動きによっていろんな光の演出ができます。昼間の試合なら、多くのドローンを使って人の顔を描くなどの演出ができるので、これまでになかったスポーツの楽しみ方が生まれることでしょう。そうなれば、フットボールの試合に興味のない人でも、フットボールの試合を見にいくようになって、フットボールという競技のすそ野を広げるのに役立ちます。このように、特殊効果は使い方によっては、試合を盛り上げるだけでなく、競技の認知度を高めるためにも使えそうです。