ボクシングで人目を引く迫力の演出なら特殊効果がおすすめです。
ボクシングなどのような格闘技の試合では、迫力ある特殊効果が使われて、試合以外でも観衆を魅了しています。特に世界的なボクシングの試合では、大掛かりな特殊効果のセットが、設置されることも少なくありません。いまや特殊効果は、人々が多く集まる場所には欠かせないものになっているのです。ボクシングの会場では、レーザー光線、煙幕、サーチライト、炎などを使った特殊効果がよく用いられます。これらのアイテムは、単独で使われるよりも複合して使われることが多く、その組み合わせによって多くのバリエーションがあります。
レーザー光線はそのまま照射しても効果がありますが、空気中に煙を漂わせてレーザーを使うと、ガラリと雰囲気が変わります。サーチライトも同様に、煙幕を張って照射すると会場の雰囲気が盛り上がるので、多用されるようになりました。また、ボクシングの試合では、炎を使った演出も効果的です。特に選手が入場するシーンでは、選手の名前が呼ばれた瞬間に、炎を噴出する演出がよく見られます。噴出する炎は強さを表すのに効果的なので、これから闘う選手の入場シーンに非常にマッチします。
炎といっても、実際に炎を使う場合もあれば、薬品などで疑似的な炎を作って代用することもあります。室内で本物の炎を使う場合は、消防署の許可が必要なので、自由に演出するために薬品で代用することも多いようです。勢いよく閃光を噴射する演出を、フラッシュ効果と呼びますが、以前は閃光を発射するのにマグネシウムを使っていたために、マグネシウム効果と呼ばれることもあります。ボクシングの場合、これらの特殊効果は試合の前だけに使われるケースがほとんどです。コンサートやイベントなどでは、特殊効果が何度も使われるので、ボクシングなどの試合ではこの点が大きく違います。
ボクシング会場で、場内を暗くして炎の演出を行うと、大きなインパクトがあるので一気に場内が盛り上がります。試合の前に興奮度を上げる演出をすると、これから始まるエキサイティングな試合への期待が、さらに高まるでしょう。炎に続いて、拳を高く上げて入場してくる選手の頭上で、レーザー光線を照射したり煙幕を張ったりすれば、さらに場内が熱気に包まれていきます。ボクシングの試合を見に来る人は、試合を見ると同時に会場の雰囲気も味わっているので、いまや特殊効果による演出は、格闘技の試合では欠かせないものになっています。ただリングで闘うだけでなく、特殊効果の演出をうまく使って、ボクシングのエンターテイメント性を高めているのです。