スケートやカーリング等の氷上のスポーツで演出を行うと時にはスモークがおすすめです。
スケートのショーでも使われることが多々ありますが、舞台演出でもとても人気で、神秘的かつ幻想的な雰囲気を出したり、空気を変えてかっこよく見せてくれたり、何かの目隠しに使ったり・・・シーンによって様々な表情を見せてくれます。

スモークはドライアイスを使って作り出すことが出来るのですが、ドライアイスから出てくる白煙は、空気よりも比重が大きく、噴き出し口を高いところに設置することで、まるで滝のように上から地面へと煙が落ちてくるように見せることが出来ます。
競技の前や後のショーで、オープニングに使ってみたらとてもおしゃれだと思います。
演者を隠しておいて後から登場させるために、壁のように一部を白煙で覆ってしまいたい時には、専用の滝用ボックスを作ってもみるのも良いでしょう。

最新式のドライアイススモークマシンはなんと最大５キロのドライアイスで約３分間スモークを噴射し続けることが出来るので、１曲分くらいの長さは保てるようになりました。
最初は勢いよく噴出し、だんだんと威力が弱まっていく感じになるので、１曲を通してパフォーマンス中にずっと出し続けても良いと思います。

最近では結婚式の入場シーンでも使われることが増えてきましたが、ドライアイスの良さは様々な会場で使用できるところや、万能でアレンジ幅が広いところです。
ドライアイスマシンは地面を流れるようなスモークが作ることができ、観客は自分たちが別世界へ降り立ったような感覚に陥ります。
ファンを使用することで、スモークを雲のように見立てることも可能です。

ドライアイスはそもそも、特殊な装置を使って二酸化炭素に圧力をかけて冷却したものです。
この二酸化炭素は工場などから副産物として出た二酸化炭素(炭酸ガス)利用しているので、環境問題にもしっかりと配慮できています、
ドライアイスを使って作ったスモークは、氷などとは違って温度が低くて液体にならずに気化するので、床が濡れてしまう心配がないところもメリットです。
もしも液化してしまったらリンクが溶けてしまいますからね。

ドライアイスは使いやすい上に、一瞬にして空気を変えて非日常の特別感のある空間に仕上げてくれるので、フィギュアスケートのように芸術性を競うスポーツから、激しいアイスホッケーまで、氷上スポーツイベントに最も適した特殊効果だと言えますね。