スポーツビジネスには、特殊効果が欠かせません。いまやスポーツビジネスは、特殊効果なしには成り立たないと言っても、過言ではないでしょう。ところで、スポーツビジネスの特殊効果のオペレーションは、どのように行われているのでしょうか。スポーツビジネスとは、スポーツによって生まれる価値を、商品やサービスにして販売することを指します。つまり、スポーツによって利益を得るわけですから、プロスポーツと呼ばれるものがこれに該当します。野球やサッカーなど、プロスポーツのチームは、さまざまなグッズを販売して利益を得ていますから、スポーツビジネスとして成り立っているわけです。

また、オリンピックやワールドカップのような、大規模なスポーツイベントも、スポーツビジネスと言っていいでしょう。要するに、アマチュアスポーツ以外で、スポーツによって何らかの利益を生み出すものは、すべてスポーツビジネスなのです。これを端的に表現するなら、「プロスポーツ」という言葉がピッタリです。アマチュアスポーツでは利益が生まれないので、それ以外の何らかの利益を生むスポーツが、スポーツビジネスの対象となります。スポーツビジネスでは、多くの観客を集客する必要があります。そして、そのために使われるのが、特殊効果です。

スポーツビジネスの対象となるスポーツはいろいろありますが、特殊効果を有効に使えるのは、室内で行われる競技に限られます。特殊効果では煙を使うことが多いのですが、屋外の競技では風で煙が流されてしまうので、効果が半減してしまいます。また、特殊効果ではレーザーやライトがよく使われますが、これらは昼間に行われる屋外の競技では効果がありません。このように、特殊効果の多くは、室内で照明を暗くしてはじめて、有効となるものが多いのです。室内で行われるスポーツビジネスとして、バレーボールを例に挙げることができます。

バレーボールを盛り上げる特殊効果として有効なのは、選手が登場する前に、場内を暗くしてレーザービームを照射することです。スモークを焚いてレーザーを照射すれば、それだけで試合会場の雰囲気が一変します。また、レーザーを使って壁に文字を書くこともできるので、試合が始まったら、対戦しているチーム名を壁に表示することも可能です。これだけでも、試合会場が華やかな雰囲気に包まれるので、スポーツビジネスとしての成功に、1歩近づけたことになります。スポーツ大会は地味なものが多いので、特殊効果を活用してその場の雰囲気を盛り上げることができれば、スポーツビジネスは成功したも同然でしょう。そのためには、スポーツビジネスに合う、特殊効果のオペレーションを導入する必要があります。