屋外だからこそできる迫力の特殊効果で現場を盛り上げる!

特殊効果は通常、屋内で行われることが多いものです。コンサートのステージなど、比較的狭い場所で力を発揮するのが特殊効果です。しかし、特殊効果は屋外でも行うことができます。屋内ではできないような、大掛かりな特殊効果ができるのは、屋外ならではと言えるでしょう。特殊効果には炎を使った勇壮な手法もありますが、屋内で行う場合は消防署の許可が必要で、炎の大きさなどさまざまな制限があります。ステージには大勢の観客が入っているので、万が一火災が発生すると大変なことになるため、制限があるのは当然のことです。

その点、屋外なら炎を使う際の制限もかなり緩和されますから、特殊効果がやりやすくなります。たとえば、アミューズメントパークのような、広大な敷地のある場所なら、あちこちから炎を吹き出すような仕掛けも作れるでしょう。このように、屋外で特殊効果を行うと、ダイナミックで見ごたえのあるものになります。また、屋外なら大掛かりなレーザーマッピングも可能です。レーザーマッピングは、レーザーを使ってアニメーションを投影するものです。

コンサートなどで使用されるレーザーは、ただ単にレーザー光線を照射するだけなので、観客はレーザーの線を見ているだけにすぎません。しかし、レーザーマッピングは壁などにレーザーの光を当てて、そこにアニメーションを描くことができるのです。壁にレーザー光線が当たると、そこに光の点が生じます。その点の集合体が、アニメーションとして目に映るのです。レーザーマッピングを使うと、実際にはそこにないものを、あるかのように見せることができ、しかもそれを動かすことができるので、子供も喜びます。つまり、レーザーマッピングは大人も子供も楽しめるので、高いエンターテイメント性があることがわかります。

レーザーマッピングと似たものに、プロジェクションマッピングがあります。この2つはどう違うのでしょうか。プロジェクションマッピングは、映像を面で見せるのに対して、レーザーマッピングは点が移動した残像で見せます。このことからわかるように、プロジェクションマッピングのほうが大掛かりになり、レーザーマッピングのほうが安くできるのです。それでいて、レーザーマッピングのほうが明るくて見やすいので、費用対効果が抜群に優れています。このように、レーザーを使った特殊効果は費用も安く、しかも絶大な効果があるので、屋外で使用しても威力を発揮するでしょう。ちなみに、レーザーマッピングとプロジェクションマッピングを組み合わせると、さらに深みのある演出が可能になります。