スモーク一つでこんなに変わるもの!?雰囲気を一瞬にして変えてしまう、スモークの種類と使い道。
スモークはいったいどんな仕組みによって作られているの?
スモークは基本的な作りとしては、ヒーター部で特殊な液体(オイルなど)を使用して熱することで発煙させる構造になっています。
ライブ演出の用途によってはマシンの機種が異なるため、それによってスモーク作りに必要な液を使い分ける必要が出てきます。
使う液体によって作られるスモークが変わるという事ですね。
フォグマシンとフェイザーは舞台におすすめの装置です。
まずフォグマシンはモクモクしたスークが特徴で、照明の効果を引き出すのに役立ちます。
フェイザーはフォグマシンと比べて細かいスモークが発生し、こちらは舞台照明を引き立たせるのに最適です。
ファンとの組み合わせでスモークを広範囲に広げることもでき、どちらも舞台上で使いやすいマシンです。
ボクシング等の試合登場シーンにもいかがでしょうか?
ローフォグは氷上のスポーツの演出に使いやすいです。
ローフォグは煙を冷却タンクの中で冷やして、地面を這うような幻想的なスモークを出すことができます。
冷却タンクにはドライアイスを使用しています。
雲の上にいるような演出や、霧の中でさまよっているような演出に使われ、フィギュアスケートやホッケー等の氷上スポーツのオープニングショーなどでおすすめです。
垂直噴射型は屋外音楽ライブやバラエティー番組によく使われます。
垂直噴射型のマシンは煙が上に向かって勢いよく噴射されるので、カラフルな照明との組み合わせによって非常に華やかになります。
屋外の音楽イベントや音楽番組、カウントダウンイベント等に合わせた演出が可能です。
曲の盛り上がり時やアーティストの登場、番組のオープニング等で使ってみてはいかがでしょうか。
結婚式の演出でも使用が増えてきました。
最近ではチャペルへの入場シーンで使われる方も多く、花嫁の感動の場面でのスモークはとても美しく、雰囲気をグンと一瞬にして盛り上げてくれます。
ゲストの立場からも、スモークによってチャペル内が特別な空気になる瞬間はたまりませんね。
披露宴の入場カウントダウンの際にも素敵です。
スモークマシンの安全性とは?
マシンに使われるものは人体や地球環境に無害なものを使用していますので、吸いこんでしまったら危険という事はありません。
しかし、室内で使用する場合には火炎報知器や煙探知機に反応してしまう恐れがあるため、あらかじめ一時停止しておくなどの準備が必要となります。
スポーツの試合やライブ前には特に安全点検をお願いします。
消防署への提出が必要な場合がありますのでご注意を。
使う装置によって液が異なることは先述しましたが、スモーク液にはその成分によって消防の許可の必要がないウォーターベースのものと、許可が必要なオイルベースの2種類に分かれます。
オイル、つまり石油に関しては管轄消防署へ禁止行為の解除承認申請をしなくてはいけません。
申請には書類の準備と、許可の際に審査や調査が行われるため注意が必要です。
スポーツの試合で使う際には特に気を付けてください。
空間的スモークってどういうものなの?
空間的スモークとは、その空間全体に霧のような状態のスモークを出して照明やレーザーの効果を高めるためものです。
ポピュラーなスモークマシンでコンサートや舞台など屋内外問わず使われ、最初にご紹介したフォグマシンやフェイザーはこれにあたります。
夜のカウントダウンイベントにも最適ですね。
演出的スモークってどういうものなの?
舞台上で登場人物をスモークによって隠したり、照明をあててシルエットを浮き上がらせたり、また音楽ライブなどで盛り上げるために白煙を見せたりするのに使うものです。
マシンが大きく、上に向かって勢いよく噴出させたり出来るほか、様々なセッティングによってあらゆる角度からも噴出出来ます。
ボクシング等の格闘技の入場にも使ってみてください。
レンタルも可能なので初心者でも使えます。
スモークマシンを使うためには専門の業者に依頼をして、当日も運搬や操作をお願いしなくてはいけないと思っていませんか?
しかし、実はレンタルが可能で初心者でも簡単使いこなせる装置もあるのです。
学校の演劇部が文化祭で使っていたりするものなので、ご安心ください。
地域イベントやお祭りの舞台での演出にいかがでしょうか。
スモークマシンは、舞台上の雰囲気作りからスポーツや結婚式の盛り上げにまで、一瞬にして空気を変えるのに大活躍してくれる特殊効果の一つです。
数あるマシンを使い分け、観客に驚きや感動を味わっていただきましょう。