炎は戦いやスポーツ、そして格闘技のイメージが強いけれど、いったいどんな場面でどんな使われ方をしているの?
そもそも炎と火花の違いとは?
火は、何かが燃えている時に発生する現象を表していますが、その時に赤く光るものを指す場合もあって幅広いですよね。
炎は火の一部であり、その勢いよく赤く光るモヤモヤした状態のものを指します。
火とほぼ同じですが、特に強い光を伴う現象という解釈で良いでしょう。
そして火花は、そんな炎から飛び散った火のことを言います。
音楽系のイベントでよく使われるおすすめの装置は?
カウントダウン音楽ライブやコンサートでよく使われるのは、ガストーチやカセットトーチと呼ばれる装置です。
これらは床に置いての使用はもちろん、専用スタンドで使うことやその他の部品を使って固定して使用することが出来ます。
遠隔操作も可能なので、スタッフが遠くからベストタイミングで点火、燃焼させることも可能です。
とても明るい炎を出すことができ、炎の大きさも調節可能です。
ドラマやCMで見かける炎は何を使う?
テレビドラマの中で、火事等のシーンで爆発が起きた時の炎や、CMで使われる迫力のある炎には、ファイヤーボールや火柱を作ることが出来るGX2等がおすすめです。
こちらはノズルによって炎の高さを調節出来るので、撮影場所によって屋内と屋外どちらでも使えますし、迫力も出すことが出来ます。
オリンピックや国体でも使われました。
スポーツに似合う炎の演出はオリンピックや国体でも採用されています。
例えば「聖火台」が一番有名ですね。
炎が荘厳に感じられる様子は、会場内に設置したらきっとかっこよく特別な空気感に変えてくれると思います。
また、遠隔操作が可能で仮設で移動できる手軽さも使いやすいですね。
プロレスの登場には欠かせません。
プロレスやボクシング等の格闘技は、試合前から試合が始まっていると言われるほど、エンターテイメント性の高い登場シーンがあります。
炎や火花を使った演出は昔から人気が高いですが、選手自身が火をもって登場するシーンは少ないように感じますので、たいまつを持ってみるのはいかがでしょうか?
ここから発展させて火を使ったパフォーマンスにも繋がると面白いですね。
イベントの明かり代わりにも使えます。
屋内外問わず、イベントの装飾の一つとして、また夜間の場合は明かり代わりに“かがり火”を置いてみるのはいかがでしょうか。
暖かみを感じられるので冬の演出にも似合いますし、冒険や挑戦、戦いをテーマとしたイベントやアトラクションの雰囲気作りにもピッタリです。
火花を飛ばすことなく長時間安定した炎を出し続けることが出来るのも楽です。
テレビの対戦番組でも使われていますね。
スパークラーは万能に使える人気の火花です。
スパークラーはまるで花火のようにキラキラと華やかに火花を出すことが出来る装置です。
チタン配合のパウダーを使用し、まるで低温度花火のような効果に似ています。
火薬を使用しないので紙に燃え移らないのも安心です。
こちらも音楽系のカウントダウンイベントや、スポーツイベント、結婚式など幅広く使われています。
手軽なものを使ってさりげない炎の演出を。
カセットトーチは、家庭用のカセットボンベでも火を灯すことが出来るもので、点火も消化も遠隔操作が可能な優れものです。
派手な演出ではありませんが、例えば薄暗い場所の照明として、また雰囲気作りやリアルさを出すために炎を使いたい時や、暗転下において明るさを出したい舞台などで使われます。
サッカー等の試合会場に設置してもかっこいいですね。
屋内でも炎演出をすることが出来ます。
疑似布炎と言って、屋内で実際に火を出すことが不可能な場合、または絶対に安全性を重視したい場合は、シルク布と送風機を使用して、内臓照明によって躍動感のある炎を再現することが出来ます。
小型の特殊効果機材なので、文化祭で学生さんが使用したい時にもおすすめです。
火を使用する際には必ず申請をしてください。
火を使った特殊効果の演出をする時には、必ず消防署に対して申請をしなくてはいけません。
テレビでも必ずプロが安全を確保していますので、一歩間違えれば使用する側にも観客にも危険が伴うことを忘れないようにしてください。
今回ご紹介した装置の内、疑似布炎を除くすべての装置がその対象となりますので注意が必要です。
炎や火花は爆発や花火と似ている要素もありますが、さりげない演出に適していたり、絶妙な雰囲気作りに向いている部分があったりして使いやすいと思います。
装置を使い分けることによって様々なシーンで活躍するところも楽しいですね。